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コロワイドが大戸屋ホールディングスのTOB開始を発表

コロワイドが大戸屋ホールディングスのTOB開始を発表

株式会社コロワイドは7月9日、株式会社大戸屋ホールディングスの株式公開買付を発表しました。コロワイドは連結子会社化を目指して友好的M&Aを打診していますが、大戸屋側は子会社化に反発しており、敵対的TOBになる可能性があります。買付価格は1株3081円、買付期間は7月10日から8月25日まで。今回の公開買付による影響は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により現時点で先行きの見通しが困難ですが、精査中とのことです。

大戸屋は、「人々の心と体の健康を促進し、フードサービス業を通じ、人類の生成発展に貢献する」の経営理念の元、定食チェーン「大戸屋ごはん処」を主ブランドとして定食店の直営・フランチャイズ展開。海外においてもアメリカやアジア各国で和食レストランの直営・フランチャイズ展開を行っています。

コロワイドは、焼肉チェーン店「牛角」やファーストフードチェーン「フレッシュネスバーガー」などを傘下に持つフードサービス企業。「会社の持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を図ること」という経営方針の元で「外食日本一企業の実現、そしてグローバル外食企業へ」を掲げ、売上高とお客様満足度日本一を目指しています。

コロワイドは、大戸屋の株式19.1%を保有する筆頭株主です。2019年10月、同社は食材価格の高騰や人件費や物流費増加、顧客ニーズの多様化などにより今後厳しい経営環境が予想されることから建設的な協議の場を設け、「仕入条件の統一によるコスト削減」「コロワイドグループのセントラルキッチンの活用」「物流拠点の相互活用と物流効率の改善」「これら3項目による増加収益の還元」などを提案。しかし、セントラルキッチンの活用は大戸屋の魅力である「店内調理」を損ない、また店舗オペレーションや店内レイアウトも店内調理を前提としたものであることから反発が大きく、双方の対立の争点となっていました。

2019年11月に大戸屋側から経営改善計画案の説明があったものの、その後業績回復は見られませんでした。そのため、経営改善計画案は実効性に欠けるものであったと判断し、早期の業績改善のための抜本的取り組みのためにコロワイドは有効的M&Aを打診。しかし、経営の独自性の維持のため、この提案は受け入れられませんでした。また、6月25日の株主総会でコロワイドは経営体制刷新の株主提案をしていましたが、否決された経緯もあります。このような状況から、株式公開買付開始を決定しました。

今回の公開買付は上場廃止が目的ではないため、大戸屋の上場は維持される予定。今後、両社は資本関係強化のため、今回の公開買付及び条件について引き続き検討していく、とのことです。