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日本ペイントHDをシンガポールWuthelam社が買収

日本ペイントHDをシンガポールWuthelam社が買収

日本ペイントホールディングス株式会社(以下「日本ペイントHD」)は8月21日、第三者割当増資を実施することを発表、シンガポールのWuthelam Holdings Limited(以下「Wuthelam社」)が引き受けることで、Wuthelam社の傘下に入ると発表しました。これにより、現在の持株比率は39.6%から引き上げられることとなります。取得金額は約1兆3000億円。

日本ペイントHDは1962年より、Wuthelam社とその代表者であるGoh Hup Jin氏、子会社から成るWuthelamグループとアジア販売代理店として提携し、シンガポールで合弁事業を開始。中国やタイ、マレーシアなどのアジア各国へ進出してからは、建築用塗料をはじめとして、工業用、自動車用塗料など幅広い領域で連携し、アジアのシェアはトップクラスにまで成長しました。そして、日本ペイントHDは2014年、同合弁事業のマジョリティ持分を取得。パートナーシップをさらに深めています。

日本ペイントHDとWuthelam社は、「アジア一体化による成長基盤の構築」及び「今後の成長に資する財務基盤の強化」が必要と考え、合弁事業とWuthelamグループが99%の持分を保有するインドネシア事業についての持分を概ね100%取得。両社は本件対象事業取得を締結しました。今回の本件対象事業取得により、日本ペイントHDの子会社の異動も見込まれます。

2020年度から経営体制を刷新している日本ペイントHDは、「M&Aの活用」や「グローバルガバナンスの強化」などの施策を推進。今年度前期に買収した海外塗料会社は、同社の業績に寄与しています。一般住宅から自動車、列車などの輸送機器、道路などのインフラなど、塗料は幅広く使用されています。都市化や人口増加に伴う塗料の需要はアジア地域で増大傾向にあり、同時に市場規模や成長率を見ても、重要性が高いと見られます。特にインドネシア市場は成長が著しく、今後の成長余地とシェアが大きいインドネシア事業の取り込みにより、「アジア× 建築用」事業モデルを確立することを見込んでいます。また、第三者割当によって資本と財政基盤の強化を行い、同社の今後の経営ミッションである「株主価値の最大化」を推し進めていく、としています。

インドネシア事業などの取得により、従来Wuthelam社に帰属していた非支配持分や事業利益が取り込まれることから1株あたりの当期純利益の向上、そしてグローバルで一体化した意思決定及び執行が可能となることから、事業収益の拡大も見込まれます。