M&A・相続・事業承継のM&A DX

M&A DXの成功事例

M&A DX performances

後継者問題解決に向けた事業承継対策(第三者への株式譲渡)

譲渡会社T社
サービス一覧教育事業
エリア東海地方

譲受会社X社
サービス一覧投資事業
エリア関東地方

株式会社M&A DXとの関わり方

オーナー様の背景や課題

T社の創業者である社長が、弊社に事業承継対策の相談をしたのが、今回のM&Aのきっかけです。

当時のT社は、創業者であるオーナー社長のご親族が体調不良で、社長が100%経営に専念出来ない状況でした。また、社長のお子様も別の事業を営んでおり、T社の経営を引き継ぐ予定はないという状態でした。そのため、T社では社長の代わりに番頭であるM氏が、実質的な事業運営を担っておりました。

社長がT社株式を保有したまま、M氏に経営を託すという選択肢もありました。ただし、これでは社長の性格としていつまでたってもT社が気になりご親族の看病に専念が出来ない点や、社長自身のご年齢からも抜本的な事業承継対策とならないなど、必ずしもベストな選択肢ではありませんでした。

上記の理由から、T社株式を親族外の第三者に譲り渡し、T社を安定的に経営するパートナーを探すM&Aを決断いたしました。

M&Aの進め方や成約のポイント

買手候補を選定する際の基本方針

✓ 買手に求める条件は、お客様を第一に考え成果を出すことを目的とするT社の社風を理解し尊重してくださること
✓ T社の高い収益性や財務内容を適正に評価してくれること。
✓ 入札形式でなく、相手で協議しながら、候補先を選定すること

X社を選定した理由

✓ X社は投資事業を行っており教育事業を行っていないこともあり、社長の教育事業に対する思いに共感し、T社の社風に異論を持たず尊重してくれたこと
✓ X社の管理担当が陣頭指揮を執ることで、T社の課題である管理面をサポートしてもらえることが期待出来たこと
✓ 株主全員が納得する価格提示をしたこと

ポイント

✓ T社の業績が長きに渡り安定的に利益を出す優良企業であったこと
✓ 社長の経営理念が、M氏をはじめ社員一同に浸透しており、非常に顧客満足度が高い会社を運営していたこと
✓ 番頭であるM氏を次期社長に据えることで、これまで通りの事業運営が期待出来たこと

M&Aの成果・効果

創業者利潤の獲得とゆとりをもった時間の確保

✓ 創業者オーナーは創業者利潤を獲得し、これまで以上に経済的にゆとりをもった生活を送ることが出来る基盤を確保した
✓ 当初M&Aの目的であったご親族の看病の時間を確保する等、時間的にもゆとりをもった生活を送ることが出来るようになった

T社の安定的な事業運営

✓ T社は、オーナー社長が退任し番頭であったM氏が新社長に就任、またX社の管理担当がT社役員にも就任し、現状の社風・経営方針を維持したまま、事業を運営している
✓ X社は投資事業を行っていることから、その投資ノウハウを活かしT社の管理面へのサポートを手始めに、今後は事業の拡大も念頭に会社運営をしている