M&A・相続・事業承継のM&A DX

M&A DXの成功事例

M&A DX performances

医療の総合産業を目指して行う多角化M&Aの狙い

会社名I&H株式会社
事業内容全国にチェーン展開する阪神調剤薬局を中心に、医薬品の流通や介護・福祉など
代表者代表取締役社長 岩崎裕昭
所在地本社 / 〒659-0066 兵庫県芦屋市大桝町1番18号
資本金42億3,147万4,000円(2023年5月末日現在)
譲渡会社株式会社リリーライフ
サービス一覧介護
エリア兵庫県

譲受会社I&H株式会社
サービス一覧医療
エリア兵庫県

インタビュー

全国にチェーン展開する阪神調剤薬局を中心に、医薬品の流通や介護・福祉など、多彩な事業を創造してきた阪神調剤グループI&H株式会社の代表取締役社長である岩崎氏にM&Aの背景を伺いました。
【インタビュアー:M&A DX 牧田 彰俊】

ご回答頂いた方: I&H株式会社 代表取締役社長 岩崎裕昭 氏

1976年9月、岩崎賀世子(阪神調剤薬局 前代表取締役社長)が神戸市中央区に株式会社神戸調剤薬局(神戸店)を開設。
1979年12月、岩崎壽毅(阪神調剤薬局 前代表取締役会長)が大阪市東住吉区田辺本町6丁目5番地において、資本金300万円をもって、医薬調剤並びに医薬品の販売を事業目的として株式会社阪神調剤薬局を設立。
2019年2月、更なる社会貢献を目指し、幅広く総合ヘルスケア事業を展開するため、I&H株式会社を設立。
2019年11月、I&H株式会社を頂点とする新体制へとグループを再編。

  • M&Aを考えたきっかけ
    M&A DXと面談をしていく中で、リリーライフ社譲り受けのお話をいただきました。
    現在、我々のマザーマーケットが兵庫県・大阪府となっていますが、その中でも兵庫県が創業の地でもあり、兵庫県で介護業を営んでいるリリーライフ社をご紹介いただいた際に、会社としては思い入れが強いというところでM&Aを考えるきっかけとなりました。
  • M&Aの目的
    医療の総合産業を目指しており、現在は調剤薬局が基本になっていますが、そこを強化しつつ医療の周辺を強化していきたいと考えています。
    ですが我々は他の分野ではかないませんので、我々は調剤薬局のプロとして、他分野の事業はそのプロに。M&Aにより相乗効果やシナジー効果を発揮させ、医療の周辺をこれから強化させていただきたい、その上で調剤薬局をさらにブラッシュアップさせていきたいと考えているのが目的です。
  • 譲受の決め手
    会社運営で一番大事なのは、やはりそのトップの思いや人柄とかですね。そこを重要視しているので上田社長のご夫妻のお考えに共感したことが決め手でした。
    我々の調剤薬局とも似ている話があり、光熱費等の高騰により患者さんの負担金が例え10円でも増えてしまうことに対して非常に神経を使いますが、リリーライフ社の社長ご夫妻も同じようなお考えでした。我々と同じようにそれだけ患者さん、利用者に寄り添うよう大事に考えているなと。
    そこをできないと今度は従業員の承継が難しくなりますので、いかに利用者・従業員の両軸をプラスでもっていくかを考えているところ、自社努力をし続けるという思いや意向が近しく、非常に共感しました。
  • M&A実施
  • M&A後の展望
    まもなく創立・設立50周年を迎えますが、長い時間一つの商売をやらせていただいています。
    それには患者さん、医療機関、ドクターをはじめ看護師、従業員、いろいろな方に支えられて、今の50周年を迎えることができますので、皆様に対してどのようなことが我々はお返しをしていけるのかと、今一番会社の幹部と一緒に考えているところです。
    そのためには会社というのは存続していかないといけない。
    そういった中でいかにお客様のことを考えるかを若い社員に伝えていくことが、より良い会社になっていくのではないかと考えています。
    その辺りを地上戦・空中戦を含め強化展開していくのかを50周年に向けて動いていきたいと考えています。

I&H株式会社よりメッセージ

調剤薬局はこれまでのビジネスモデルの転換点にいます。
それは紙の処方箋から電子化されるというところで、今後は処方箋の、いわゆる"地上戦・空中戦"の空中戦にも取り組んでいきたいと考えています。
今までのような調剤薬局一本ではなく、地上戦を強化していきながら、更に空中戦に備えて連携を取れる企業体と一緒にこれからやっていきたいと考えています。

対談の様子をYouTubeでご覧ください

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