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出光興産がBASF SE社との合弁契約解消へ

出光興産がBASF SE社との合弁契約解消へ

2020年8月19日、出光興産株式会社<5019>がドイツのBASF SE社(以下、BASF)とBASF出光株式会社(以下BIC)の合弁契約を解消することを決定しました。BICは出光興産が33%、BASF側が67%出資し、石油化学製品1,4-ブタンジオール(以下、BDO)の製造・販売事業を行う会社。今後出光興産はBDO事業から撤退するとのことです。

BDOは伸縮性繊維やエンジニアリングプラスチックの原料として使われる有機化合物です。近年国内需要が減少していることや、アジアにおける新設備増設によって供給過剰となっており、事業環境が悪化していることが出光興産の撤退の要因とされます。

出光興産千葉事業所内にあるBICの製造設備(25,000トン/年)を2020年12月に停止したのち、合弁契約が解消される見込み。関連事業については、今後BASFが引き継ぐとのことです。

ドイツ・ルートヴィッヒスハーフェンに本社を構える総合化学会社、BASFは全世界で117,000 人以上の社員を有し、ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、サーフェステクノロジー、ニュートリション&ケア、アグロソリューションの6つの事業セグメントから成る企業。2019年の売上高は約590億ユーロを計上しています。

出光グループは、2020年3月時点での国内SS数は6,400箇所を数え、原油処理能力は94.5万バレル/日、従業員数は1.3万人です。燃料油、潤滑油、アスファルト、石油・ガス開発、再生可能エネルギー、石炭、石油化学、電子材料、アグリバイオなどの事業をグローバルに展開しており、海外燃料油販売総量2,000万KL/年、海外拠点数61、海外社員数は2.7千人です。

本年8月11日には、出光興産の子会社である出光スノーレ石油開発株式会社がノルウェー現地法人出光ペトロリアムノルゲを通じ、20%の権益を有するノルウェー領北海PL882鉱区で油の集積を発見しています。

出光興産の2021年3月期第1四半期の連結業績では、売上高約9,828億円(前年同期比△4,935億円)、営業利益約△708億円(同△1,048億円)、経常利益約△995億円(同△1,431億円)の赤字計上。国内の主な石油製品需要は、4月の緊急事態宣言以降の経済活動の停滞により、自動車、航空機向けを中心に大幅に減少しました。なお、売上高下落は原油価格が下落したことが要因とのことです。

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