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武田薬品工業が武田コンシューマーヘルスケアを売却

武田薬品工業が武田コンシューマーヘルスケアを売却

2020年8月24日、武田薬品工業株式会社(タケダ)<4502>は連結子会社の武田コンシューマーヘルスケア株式会社(TCHC社)の全株式を譲渡することを決定しました。譲渡相手は、The Blackstone Group Inc. 及び関係会社(以下Blackstone)の運用するプライベート・エクイティ・ファンドが管理するOscar A-Co株式会社です。

尚、同日に株式譲渡契約が締結されており、株式譲渡実行は2021年3月31日の予定。Blackstone側に譲渡される株式は全200株です。

譲渡価額については企業価値2,420億円に、TCHC社及びTCHC社の完全子会社である武田ヘルスケア株式会社(THP社)の純有利子負債や運転資本等に係る調整をおこなった上で確定。譲渡に伴い、TCHC社及びTHP社はタケダの連結子会社から外れます。

日本初のビタミンB1製剤「アリナミン」をトップ製品にもつTCHC社は、2017年4月にタケダのコンシューマーヘルスケア事業を分社化して設立された会社です。近年コンシューマーヘルスケア市場では競争が激化しており、戦略をさらに強化していくことが求められています。

一方、現在タケダでは消化器系疾患、希少疾患、血漿分画製剤、オンコロジー(がん)、ニューロサイエンス(神経精神疾患)の主要5つのビジネスエリアにフォーカスし、革新的な医薬品の創出に注力しています。そこで、TCHC社の高い能力や専門性を最大化し、製品ブランドをさらに発展させることから、世界的な投資会社でヘルスケア分野への豊富な投資実績を有するBlackstoneが設立した会社に譲渡することを決定したとのことです。

また、タケダは本株式譲渡がグローバルでの長期成長戦略に沿ってポートフォリオを最適化し、重要な製品を途切れることなく患者に届ける資産売却戦略に寄与するものとしています。なお、Blackstoneは従業員の雇用を継続する意向です。

2020年7月31日に公表されたタケダの2021年3月期連結業績予想では、売上収益3.25兆円、Core営業利益9,840億円、親会社の所有者に帰属する当期利益920億円の見込みでした。今回の株式譲渡が実行された場合、約1,400億円の株式売却益(税引前)が発生し、親会社の所有者に帰属する当期利益に約1,050億円の増益影響が見込まれています。

ただし、本業に起因しない事象のためCoreベースの営業利益や当期利益に対しての影響はないとのことです。

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