起業の成功例を紹介!成功させるコツや資金調達方法も解説

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「今後の可能性の1つとして、起業も検討している」
「起業をする際に、実際の成功例を知っておきたい」

今回はこのような考えを持つ方に向けた記事です。成功例を知っておけば、自らの事業においても参考となります。

この記事では、起業の概要や成功例、成功させるコツなどを解説します。


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起業とは

起業とは、新しい事業を立ち上げ、経済的価値を生み出すために自ら行動することを指します。起業家は、独自のアイデアやビジネスモデルを見つけ、それを実現するためにリソースや資金を集め、事業を展開します。

アイデアを見つけるためには、自分自身の経験や知識、市場調査、トレンドの分析などが重要です。そのうえで、具体的なビジネス計画の策定が必要です。

起業の成功率

中小企業白書「起業後の企業生存率」によると、起業後5年間のうちに事業が失敗する確率は18.3%となっています。

具体的な生存率は、下記表のとおりです。

起業からの年数生存率
1年後95.3%
2年後91.5%
3年後88.1%
4年後84.8%
5年後81.7%

出典:中小企業白書2017「中小企業のライフサイクル」

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起業の成功例

ここからは、実際の起業成功例について解説します。

Facebook

マーク・ザッカーバーグ氏がハーバード大学在学中に立ち上げたFacebookの成功は、起業の成功例としてよく引き合いに出されます。Facebookは、インターネットが主に情報共有のために使用されていた時代に、ユーザー間のコミュニケーションを促進する新しいサービスを提供した点が成功に繋がっています。

Facebookは、ユーザーが自分のプロフィールをカスタマイズし、写真を共有し、ステータスを更新し、友人とのつながりを維持するための直感的なインターフェースを提供しました。これにより、ユーザーは自分自身を表現し、他の人とつながることが容易になっています。

さらに、広告主がユーザーに直接的にターゲットを絞って広告を表示できるプラットフォームを提供しました。これにより、Facebookは大量のユーザーデータを収集し、それを利用して広告主に価値を提供し、収益を得ることができました。

上記の点などから、Facebookは急速な成長を遂げています。

Zaim

Zaimは、日本最大級のオンライン家計簿サービスであり、2017年7月時点で650万ダウンロードを超えるなど、その成功は目覚ましいものがあります。その成功の背後には、代表取締役の閑歳孝子氏の独自の哲学と経験があります。

閑歳氏は、記者としてキャリアをスタートし、IT企業に転職した後、プログラミングを独学で学びました。その後、自らエンジニアとしてZaimを開発し、起業に至りました。Zaimの成功の秘訣は、閑歳氏が自らエンジニアとして機能を実装するスピード感にありました。事業展開のスピードが早いため、サービスを作り始めた当初はそのスピード感が役立っています。

また、日常で使えるアプリであったという点からも多くのユーザー獲得の後押しとなり、その点が成功に結びついています。

Progate

Progateは、初心者向けのオンラインプログラミング学習サービスを提供するスタートアップで、2014年に創業されました。2023年6月時点でユーザー数は、国内外で300万人を数えます。

Progateの成功の一因は、創業者の「プロダクトづくり」に対する熱い情熱と、ユーザーへの価値提供を最重視する姿勢にあります。特に注目すべきは、初心者が挫折しないように徹底的に配慮されたプロダクト設計です。

たとえば、環境構築のフェーズを飛ばし、コードを書くことからカリキュラムがスタートする仕組みや、ユーザーが自分のペースで学習を進められるよう、動画ではなくスライドを用いて解説がなされています。また、レッスンの「答え」を見られるようにした施策も、挫折を減らすことに一役買っています。

このような革新的な設計が、Progateの成功要因となっています。

クラシル

クラシルは、料理レシピを提供するサイトであり、その成功はユーザーのニーズを的確に捉え、ユーザー体験を最優先に考えることにより達成されました。

創業者の堀江裕介氏は、料理を作る際にレシピを探すというユーザーのニーズを理解し、それを満たすためのプラットフォームを構築しました。また、ユーザーがレシピを探す際には、料理の名前だけでなく、手持ちの食材からレシピを探すというニーズも理解した点が成功要因の1つです。これにより、ユーザーは自分の手元にある食材を使って何を作れるかを簡単に探すことができるようになりました。

また、ユーザーがレシピを簡単に見つけられるように、直感的で使いやすいサイトを設計した点もポイントです。

日本で著名な起業家

ここからは、日本で著名な起業家と取り組み内容を紹介します。

稲盛和夫

稲盛和夫氏は、日本の著名な実業家で、京セラと第二電電(現在のKDDI)の創業者として知られています。同氏は1932年に鹿児島市で生まれ、1959年には資本金300万円で京都セラミック(現在の京セラ)を設立しました。その後、同社を素材や半導体、電子部品などを手がける大企業に成長させました。

また、稲盛氏は日本航空(JAL)の再建にも大きく貢献しました。一時的に経営破綻したJALの再建にリーダーシップを発揮し、その経済的な回復に大きな役割を果たしました。

稲盛氏はまた、「盛和塾」の塾長としても知られています。この塾では、同氏の経験と知識を基に、次世代のビジネスリーダーを育成しています。稲盛和夫氏の業績は、日本経済に大きな影響を与え、多くの企業や個人にとって重要な指導原則となっています。

前澤友作

前澤友作氏は、日本の企業経営者で、有限会社スタートトゥデイの創業者、株式会社スタートトゥデイの代表取締役社長、株式会社前澤ファンドの代表取締役社長、公益財団法人
現代芸術振興財団の会長、一般財団法人ARIGATOの代表理事として知られています。

同氏は1975年に千葉県で生まれ、1998年に、輸入CD・レコードのカタログ販売を手がける有限会社スタートトゥデイを設立しました。その後、ファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイを設立し、日本のファッション業界に大きな影響を与えました。

前澤氏はまた、自身のYouTubeチャンネルやSNSを活用して、自身の生活や考えを公開し、ファンとのコミュニケーションを大切にしています。同氏は宇宙旅行を計画しており、そのプロジェクトは世界中で大きな注目を集めています。

さらに、彼は「前澤式ベーシックインカム社会実験」を行い、ベーシックインカムが人々を幸せにする可能性を探求しています。これは、一定の所得を無条件で全ての人々に提供するというアイデアで、社会保障制度の一つとして世界中で議論されています。

本田宗一郎

本田宗一郎氏は、日本の実業家であり技術者で、ホンダの創業者として世界的に知られています。

1906年に静岡県で生まれた本田氏は、若い頃から機械に強い興味を持っていました。その後、本田氏は自身の会社を設立し、自動車の製造に乗り出しました。同氏が設立した本田技研工業は、二輪車から四輪車、そして航空機まで、幅広い輸送用機器の製造を手がける世界的な企業に成長しました。

特に、本田氏が開発した「スーパーカブ」は、その独自のデザインと高い信頼性で大ヒットし、世界的な人気を得ました。この成功により、ホンダの知名度を大いに上げました。

本田宗一郎氏は、失敗を恐れず、何度も挑戦し、何度も失敗し続けた上で成功を掴み取った人物として知られています。彼の精神は、ホンダの企業文化に深く根ざしており、今日でも多くの人々に影響を与えています。

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起業を成功させるコツ

ここからは、起業を成功させるコツについて解説します。

起業の目的を明確にする

起業を成功させるコツの1つは、起業目的を明確にすることです。

目的の明確化は、企業のビジョンの構築に不可欠です。ビジョンは、企業がどこに向かいたいのか、どのような影響をもたらしたいのかを示すものです。具体的な目標を設定し、それを達成するための戦略を立てるための枠組みを提供します。これにより、起業家は目標に向かって進行し、ビジョンを実現するための戦略を展開することができます。

起業の目的が明確になると、意思決定プロセスが容易になります。ビジネスの各面において、企業の目的に沿った意思決定を行うことが可能になります。これにより、会社全体が同じ方向に向かって進むことができ、意思決定の一貫性と効率性が向上します。

知識・ノウハウを増やす

知識やノウハウを増やすことも、起業成功においては重要です。

特に、参入しようとしている業界についての深い理解は必要不可欠です。具体的には、市場の状況や顧客のニーズ、業界動向、法規制などが含まれます。これらの知識があれば、企業は適切な戦略を策定し、顧客の満足度を高め、競合他社を超えるための優位性を見つけることができます。

また、ユニークな製品やサービスを作り出すためには、創造性と革新性が必要です。しかし、これらのアイデアを形にするためには、新しい技術や方法についての知識が必要です。

人脈を広げる

起業の成功においては、ビジネスの知識や技術的なスキルだけでなく、「人脈を広げる」という要素も重要です。人脈は新しい機会を引き寄せ、ビジネスの成功を促進するための助けとなります。

人脈を広げることは、ビジネスの新たな機会を生む可能性があります。人々とつながることで、ビジネスの視点が広がり、新しいアイデアやチャンスを見つけることができます。

また、人脈を広げれば、知識と経験を共有する機会も豊富に生まれます。これにより、問題解決や意思決定がスムーズに進みます。

起業資金の調達方法

ここからは、起業資金の調達方法について解説します。

融資を受ける

資金調達方法の1つは、融資を受けることです。

融資は、銀行や金融機関から資金を借り入れる方法であり、通常、これは返済計画と利息支払いを伴います。融資の際には信用調査や事業計画書の提出が必要となることが多く、借り手の信用が重要な要素です。

融資のメリットは、金利や返済スケジュールが明確に定められているため、資金のコストと返済計画を予測しやすい点などにあります。

投資家から調達する

投資家からの資金調達とは、通常、ベンチャーキャピタリスト(VC)やエンジェル投資家といった個人や組織が企業に直接投資する形です。

この方法のメリットは大きな資金調達が可能である点と、専門的な知識やネットワークを提供してくれる可能性がある点です。また、投資家はリスクを理解しているため、ビジネスが当初の予想通りに進まない場合でも柔軟に対応してくれる可能性があります。

反面、企業の一部を投資家に譲渡する形となるため、経営の自由度が制限されることもあります。

クラウドファンディングを活用する

クラウドファンディングはインターネットを通じて多数の人々から資金を集める方法です。
クラウドファンディングはさまざまな形式がありますが、新しいアイデアやプロジェクトを持つスタートアップにとって、プロダクトやサービスの市場性を試す手段として有効です。また、クラウドファンディングはプロジェクトの広報やマーケティングにも役立ちます。

しかし、資金調達の成功はプロジェクトの魅力や集客力に大きく依存します。また、一部のプラットフォームでは成功しなかった場合に集めた資金を返却しなければならないというリスクもあります。

起業の成功例を紹介!成功させるコツや資金調達方法も解説 まとめ

この記事では、起業の概要や成功例、成功させるコツなどを解説しました。

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