独身でアーリーリタイアするために必要な貯金額とは?
アーリーリタイア(早期リタイア)とは、定年退職を迎える60代になる前に早期退職することです。定職から得られる収入がなくなるため、貯蓄を切り崩して生活します。ここでは、独身の方がアーリーリタイアした場合に必要な貯蓄額を年代性別ごとに見ていきましょう。
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50代独身男性の場合について
50代は年金受給までの年数があまり多くありません。公的年金の受給が開始する年齢は、原則として65歳です。最長で15年間の生活費や税金で必要な金額は、おおよそ5,000万円ほどといわれています。
車の維持費や趣味にかける費用によって支出額は変わってくるので、あくまで目安の金額です。早期退職する前の生活スタイルを維持するのか、節約を心がけていくのかによっても必要な貯蓄額は異なります。ストレスを抱えずに生活していくためには、貯蓄額に余裕をもたせたほうが無難といえるでしょう。
40代独身男性の場合について
40代の場合、50代よりも最長で10年分の支出が加わります。公的年金を受給するまでに必要な貯蓄額は、8,000万円~1億円が目安です。早い段階でアーリーリタイアするほど、額が多くなります。
40歳で1億円の貯蓄が可能かというと、現実的ではないと考える方も多いのではないでしょうか。そこで「セミリタイア」という選択肢があります。セミリタイアはフルタイムではない働き方で、生活に最低限必要なだけの収入を得るスタイルです。40代ならスキルや人脈を生かしたフリーランスという働き方も選択できるでしょう。
50代独身女性の場合について
アーリーリタイアは男性だけの選択肢ではありません。近年では働く女性や生涯独身の女性も増えています。50代で早期退職を選んだ独身女性の場合、公的年金の受給までに必要な貯蓄額は4,000万円ほどです。
この金額は最低限の生活費や医療費のみで計算しています。ペットがいたり趣味や美容にかける費用が高額になったりする方は、4,500万円台から5,000万円台は必要になります。
40代独身女性の場合について
40代の独身女性の場合、公的年金の受給まで最長で10年長く見積もります。50代の独身女性と同じ条件で考えると、65歳までに必要な貯蓄額は6,000万円ほどです。
女性も男性と同じようにセミリタイアという選択が考えられます。支出を最小限に抑える生活を最長で25年間続けていくよりは、社会的なつながりを維持しながら適度に働くほうが現実的な選択といえるかもしれません。
生きていく上でかかってくるさまざまな費用とは?
ここまでは、アーリーリタイアに必要な貯蓄額の目安をご紹介しました。次に、アーリーリタイア後にかかる支出項目の内訳を見ていきましょう。あくまで目安なので、自分のライフスタイルに照らし合わせて実際にどれくらいの貯蓄額が必要なのか計算することが重要です。
食費や水道光熱費
食費や水道光熱費は生活するうえで必ずかかる費用です。実家で暮らすといった選択をしないかぎりはゼロにはできません。ただし、節約すれば抑えられる費用でもあります。
食費に関しては、外食やコンビニの利用をひかえることがポイントです。スーパーの特売日やタイムセールを狙って、できるかぎり安い食材を購入します。高級な調味料を使いすぎたり加熱時間が長い料理が多かったりすると、自炊でも高額になる場合があるので注意しましょう。
また、エアコンのフィルターを定期的に掃除したりコンセントをこまめに抜いたりすることで電気代を抑えられます。シャワーヘッドや蛇口を交換するだけで、水道代を減らすことも可能です。
居住費
住居費は同じ物件に住み続ければ大きな変動はありません。ただし、賃貸物件の場合は契約更新の費用に注意が必要です。また、都心と地方のどちらで暮らすかによって長期的に見たトータルの額に大きな差が出ます。
節約という観点でいえば、地方で暮らすほうが安価です。同じ家賃でも都心と地方では間取りが大きく異なります。家賃5万円で1Kなのか1LDKや2LDKなのかという差は、日常生活の満足度を左右するでしょう。ただし、セミリタイアをして仕事を続けるなら都心が有利というケースもあります。
税金や年金費用
会社員の場合、厚生年金、健康保険、住民税、所得税といった費用を給料から天引きされているケースがほとんどでしょう。アーリーリタイアした方は各種税金や年金は自分で払います。
特にアーリーリタイアの初年度は、会社員だった最終年度の所得金額に応じた高額の住民税や国民健康保険料の納付が必要です。さらに国民年金の納付、フリーランスで働くなら所得税の納税もあります。これらの支払いが精神的な苦痛にならないように、事前に計算しておくとよいでしょう。
医療費
アーリーリタイア後に健康的な生活を送るためには、医療費を計算に入れることも重要です。厚生労働省の調査によると、女性のほうが男性よりも200万円ほど生涯医療費が高いという結果になっています。
おおむねすべての年代で女性のほうが医療費は高額で、アーリーリタイアする女性にとっては軽視できない費用です。特に50代になると、生活習慣病や更年期障害の影響により年間の医療費は20万円を超えるという統計結果がでています。
また、男性も年金受給が始まる65歳が近づくにつれて医療費は増えていくと想定しておいたほうが無難です。
通信費
携帯電話の料金やインターネットの通信料も、アーリーリタイア後に引き続き必要な費用です。会社員のころはさほど気にならなかった費用かもしれませんが、貯蓄を切り崩すとなれば精神的な負担が生じます。通信費が1万円を超えているのか5,000円に収まるのかは大きな違いといえます。
3大キャリアにこだわらずに格安スマホや格安SIMを利用する方法もあるでしょう。通話の際は無料通話アプリを使えば通信費を抑えられます。通信プランを見直したり大きなデータをダウンロードする際には無料Wi-Fiを利用したりすることも大切です。
その他
ここまでは生活をしていくうえで必要最低限の費用です。生活費の節約が大事な反面、趣味にかける費用をゼロにするのは好ましくありません。娯楽費や車の維持費がかかることも想定しておくことが重要です。また、洗顔料やキッチン用品といった消耗品にかかる費用もあります。
交際費や理容美容にかける費用、洋服代に関しては、一般的に女性のほうが高額です。アーリーリタイア後は人との関わりが希薄になりやすいとはいえ、これらの費用がかかることを想定した貯蓄額を見込みましょう。
子供がいる場合:更に貯金が必要
子供がいる場合は、子供にかかる教育費などを含めてセミリタイア出来る資金を見積もる必要があります。
子供を育てるには、「養育費」と「教育費」がかかってきます。
養育費は、生活水準や地域などにもよりますが、大学を卒業するまでに、1,500~2,000万円ほどかかると言われております。
教育費は、公立の学校に通わせるのか私立の学校に通わせるのかによって異なりますが、1,000~2,5000万円ほどかかります。
よって、子供がいる場合は人数にもよりますが、1人あたり2,500~4,500万円が必要になるため、その金額も貯金しておく必要があります。
女性がセミリタイアしてから収入を得る方法
年代にもよりますが、仮にセミリタイアをしたとしても、セミリタイア前の貯金だけで生活をしていくことは、かなり困難となります。
そこで、セミリタイア後も何らかの形で収入を得るのが望ましく、ここではセミリタイア後に多い収入を得る方法をご紹介します。
アルバイト・パートなどから収入を得る
会社員と違い、週1~3日など、息抜き程度に働きながら自由な時間を楽しむという考え方です。
勤め先次第ではありますが、時給1,000円で週3日フルタイムで入った場合、年間で110万円ほどの収入を得れますので、生活費の足しにできるでしょう。
クラウドソーシングを活用し収入を得る
アルバイトなどと似ている部分もありますが、マッチングプラットフォームを利用し、お手軽に仕事を見つけ作業することが可能です。
「無理をせずやりたい時にやりたい仕事をしたい」というスタンスの方には向いている収入の得方です。
例として、イラストレーションやプログラミング、動画編集などが挙げられます。
自分自身の好きなことや得意分野を、収入源とすることが可能で、スキルや需要の変動次第では、月間で数十万円ほど稼げる可能性もありますが、突出したスキルがない場合だと収入としては厳しくなります。
広告収入で収入を得る
最近はSNSやYoutubeなどを活用し収入を得る方々も増えてきてます。
セミリタイア後の生活の様子をコンテンツで発信し、収入を得ることも可能です。
主にコンテンツで収入を得る方法は、
・アドセンス広告
・アフィリエイト広告
・企業案件
の3つになります。
アドセンス広告は、アクセス数がある一定数になると、自身のブログやYoutubeに広告がつくようになり、その広告掲載料を受給できる仕組みです。
アフィリエイト広告は、自身のブログやYoutubeに色々な企業の広告リンクを貼り、成約が出たら手数料を受給できる仕組みです。
企業案件は、企業から商品やPRコンテンツの宣伝を依頼され、自身のブログなどでPRし、収入を受給できる仕組みです。
現代では、広告収入を本業としている方もいるくらい、やり方によってはかなりの高収入も期待できます。
スモールビジネスで収入を得る
先程の広告収入もスモールビジネスの一種といえますが、小規模で起業し収入を得る方法です。
多額の借入をしたり従業員を多数雇ったりする必要もなく低リスクで行うことが可能です。
例としては、「オンラインショップ」や「輸出入業」、「コンサルタント」などが挙げられますが、もちろん簡単にはできず、スキルやアイデア、根気が必要になってきます。
投資で収入を得る
投資は、セミリタイア後の収入としてかなりポピュラーなものです。
投資の対象としては、
・株式投資
・不動産投資
・投資信託
などが挙げられます。
うまくいけば利益も大きいですが、その一方で資金を失うリスクも大きくなります。
株式投資は、もっともポピュラーで売買益や配当・株主優待券を利用できるメリットがあります。最近では、株式投資のセミナーや勉強会も行われるほど一般的な手法になってきました。
不動産投資は、不動産を賃貸し家賃収入を得る方法です。元々先代からの土地を引き継いだ人などが行うものでしたが、現在はサラリーマンも出来る一般的な投資になりました。
メリットは毎月安定した家賃収入が入ってくることですが、一方で不動産特有の税金を支払う必要だったり、ローンを活用する場合だとローン返済など、資金の計算が必要になりますので、自身で勉強されることをお勧めします。
投資信託は、毎月数万円からはじめれる資産運用で、株式や債券で運用される方法です。少額で手軽に始められますが、将来は大きな資産を作ることが出来る可能性もあります。
【年代別】女性のセミリタイアに必要な貯金額は?
セミリタイアを実現するなら、「公的年金の受取が始まるまで生活ができる資金」が必要になります。セミリタイアは本来、公的年金には頼らない生活のことを指します。とはいえ、公的年金に頼らない資金を用意するのは困難なため、公的年金の受取開始まで生活できる資金を用意するという前提で年代別で必要な貯金額をみていきます。
30代独身女性の場合について
30代の独身女性の場合、公的年金の受給まで最長で35年かかります。その場合、セミリタイアに必要な貯金額は、8,000万円ほどです。
30代でこれだけの貯金を用意するのは、かなり難しいことです。
仮に大卒(22歳)から30歳まで働き、セミリタイアするケースを考えます。
今までの貯金や退職金を考えない場合、年間で1,000万円を貯金に回さなければ、計算が合わなくなります。
つまり一般的な収入にて、30代でセミリタイアするのはほとんど不可能といえます。
ただ、「遺産を相続している」や「大学卒業前にから多額の貯金がある」、「会社を経営していて売却した」など特殊条件があれば可能ではあります。
40代独身女性の場合について
40代の独身女性の場合、公的年金の受給まで20年から25年かかります。25年の場合、セミリタイアに必要な貯金額は、6,000万円ほどです。
40代のセミリタイアも決して簡単とはいえませんが、30代からのセミリタイアほど無理が生じているわけでもありません。
40歳でセミリタイアするのであれば、大学を卒業してから18年間あります。
つまり年間340万円のペースで貯金していけば、セミリタイアに必要な貯金を用意できます。
さらに会社からの退職金などがあれば、余裕を持つこともできます。
50代女性の場合について
50代の独身女性の場合、公的年金の受給まで10年から15年かかります。15年の場合、セミリタイアに必要な貯金額は、4,000万円ほどです。
大学を卒業してから年間150万円の貯金になるため、セミリタイアもかなり現実的になります。さらに退職金なども相当な額になっているケースもあるはずですので、余裕を持ったセミリタイアができるでしょう。
アーリーリタイアをするメリットとは?
ここまでは、アーリーリタイアのために必要な貯蓄額と支出項目の内訳をご紹介しました。さまざまな支出を計算することは、アーリーリタイアのメリットを享受する準備につながります。ここでは、アーリーリタイアによる2つの大きなメリットを見ていきましょう。
自由な時間が確保できる
アーリーリタイアをする大きなメリットは、自分の意思で自由に使える時間(可処分時間)が大幅に増えることです。フルタイムで働くだけでも忙しいのに、中には残業や休日出勤に追われる方もいるでしょう。そういった生活とは大きく異なります。したいことがあるのに時間がとれないというジレンマとは無縁の生活です。
自由な時間が確保できれば、好きなことに没頭する時間が増えます。また、アーリーリタイア前にはできなかったことにも挑戦できます。スケジュールは自分で組めるので、時間に追われるような精神状態になることもありません。
ただし、自由な時間を楽しみすぎて貯蓄を浪費してしまうことは避けましょう。時間はあってもお金がないという状況では自由な時間を満喫できません。
自分次第で時間の使い方を選べる生活では、アーリーリタイア前とは異なる計画性が必要です。可能ならば、あまりお金のかからない趣味を見つけるといいでしょう。低予算でできる趣味をいくつか持っておけば、マンネリ化を防止する効果も望めます。
職場で受けるストレスから解放される
アーリーリタイアを選択する方の中には、仕事によるストレスが原因で心身を病んでしまった方もいるでしょう。アーリーリタイア後の生活では、激務に追われることも業務上の対人ストレスもなくなる点がメリットです。
フルタイムで仕事をしていると、小さなストレスの積み重ねが常態化していることがあります。ときにはプレッシャーに押し潰されることもあるでしょう。こういったストレスは少しずつ心身を蝕んでいきます。アーリーリタイアを選択すれば、疲労の蓄積から解放され、健全な心身を取り戻すことが可能です。
アーリーリタイアをするデメリットとは?
アーリーリタイアには仕事のストレスから解放された自由な時間が得られるという大きなメリットがあります。ここでは、アーリーリタイアのデメリットについても見ておきましょう。適切な貯蓄額を考える際には、アーリーリタイアの注意点を踏まえて計算することが重要です。
資産が減ることに対してストレスを感じる
アーリーリタイアを選択するということは、貯蓄を切り崩す生活をするという側面があります。会社員のときには天引きされていた税金や年金の支払いも、いざ自分で払おうとすると資産が急速に減っていくように感じるかもしれません。
金額の大小にかかわらず、支出項目の数々は生活資金を圧迫します。貯蓄と向き合って生活しなければならないストレスはデメリットのひとつといえるでしょう。
収入が途絶える
貯蓄額が減っても、会社員ならそれを補充する大きな収入源があります。しかし、アーリーリタイアを選択した以上収入はありません。定期的な収入が途絶えることは、以前の生活を考えれば大きな変化です。
浪費しても収入でカバーできていたかもしれませんが、アーリーリタイア後には年金受給まで収入がないことを前提に貯蓄をやりくりすることが必要になります。
年金受給額が減る
アーリーリタイア前には、厚生年金や共済年金に加入していた方がほとんどでしょう。しかし、アーリーリタイアをすると国民年金に切り替える必要があります。
厚生年金や共済年金の場合、報酬に応じて給付される部分が存在します。国民年金はこれがないので、アーリーリタイアから年金が受給されるまでの年数が長いほど年金受給額は少なくなることもデメリットです。
家族構成の変化に対応しづらい
アーリーリタイア前に独身だったとしても、その後、結婚や出産といったライフイベントが起こるかもしれません。たとえば既婚で子どもがいる家庭なら、2人目や3人目の子どもが生まれることもありえます。こういった家族構成の変化は、出費が増える原因のひとつです。
アーリーリタイア前に家族構成の変化まで加味して貯蓄額を計算している方は少ないでしょう。しかし、自由な時間が増えるアーリーリタイア後に出会いや子宝に恵まれることは十分に考えられます。このとき、想定を上回る出費に対応しにくいという点はデメリットといえるでしょう。
結婚や出産が人生を彩るものだとすれば、貯蓄額が原因で諦めるのは好ましくありません。アーリーリタイアしても、その後の数十年間の人生にはなにかしらの変化があるでしょう。可能であれば、家族構成の変化に対応できる程度の余裕のある貯蓄額を用意しておくことをおすすめします。
病気等による支出の増加に対応しづらい
アーリーリタイアをすれば、仕事から受ける心身のダメージは回避できます。仕事によるストレスが原因でアーリーリタイアを選択するなら、健全な健康状態を取り戻すことが可能でしょう。しかし、病気やけがは仕事に起因するものだけではありません。
アーリーリタイア後の数十年間には、慢性的な疾患にかかったり事故に巻き込まれたりすることもありえます。こういったリスクは、健康に自信がある40代の方でも想定しておく必要があります。
国民健康保険料は小さな出費ではありませんが、実際に病気やけがをした場合の医療費も軽視できません。なんのトラブルもなく、最低限の出費だけで生活できるという想定はしないほうが無難です。余裕のある貯蓄額が身を守ることにつながるという意識を持ちましょう。
女性のアーリーリタイア失敗事例
必要な準備をした上でアーリーリタイアをしても、結果的に失敗に終るケースもあります。よくあるのが、浪費・予期せぬ多額の支出・投資の失敗等で、当初計画よりも支出が大きくなり公的年金を受給できるようになる前に、準備していた資金が底をついてしまうケースです。そういった場合、収入を得るために、再度仕事に就く必要がありますが、アーリーリタイアの期間中、職歴が無いため就職の難易度が上がります。また、資金が底をつく頃には年齢も重ねていることが想定されるため、その点でも不利になります。
アーリーリタイアしたことを後悔しないための対策とは?
アーリーリタイアでは時間の使い方が自由な反面、支出に関するさまざまな懸念があります。ストレスになりかねない支出に対応するためには、余裕のある資金の準備と計画的な節約が必要です。ここでは、アーリーリタイアしたことを後悔しないための対策についてご紹介します。
予期せぬ事態に対応できるくらいの資金を準備しておく
必要最低限の支出項目だけを見ると、アーリーリタイアは難しくないと思うかもしれません。しかし、アーリーリタイア後の生活には予期せぬ事態が起こりえます。
そのような事態に備えて、家族構成の変化や医療に関するリスクといったさまざまな状況を想定した資金を準備しておく必要があります。年金受給まで貯蓄がもたないということになれば、アーリーリタイアは失敗しかねません。実りある人生を送るためにも、プラスアルファの支出を加味した計画を立ててアーリーリタイアに臨みましょう。
生活費を抑える
アーリーリタイア前の水準で生活すると、支出がかさんで貯蓄額がみるみる減っていきます。十分な資産があっても貯蓄額が急激に減っていくことはストレスにつながります。将来の不安を抱えていては、アーリーリタイア後の生活を楽しめません。
アーリーリタイア後には生活費をできるだけ抑えて、資産に余裕がある状態をキープするのが好ましいといえるでしょう。とはいえ、極端な節約は苦痛になります。タクシーを利用しない、不必要なものは買わないといった無理のない節約を心がけましょう。
まとめ
アーリーリタイアを選択すると、仕事のストレスから解放されて好きなことに打ち込める自由な時間が得られます。しかし、貯蓄を切り崩す生活スタイルは長期的なストレスを生むかもしれません。
アーリーリタイアを成功させるには、予期せぬ事態にも対応できる余裕のある資金が必要です。会社員ではなく経営者の場合は、M&Aをしてアーリーリタイア後の資金を得ることもできます。M&Aによる創業者利潤を獲得すれば、生活資金や貯蓄にあてることが可能でしょう。
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